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延期:第10回QCM-Dアプリケーションセミナー(講師: 長岡技術科学大学・多賀谷先生)のご案内
毎年好評を頂いておりますQCM-Dアプリケーションセミナーについて、記念すべき第10回目となるセミナーの開催日程が決定致しましたので、以下にて詳細内容をご案内申し上げます。今年度はQCM-Dでの研究成果の発表はもちろん、未来の再生医療に繋がるOCPの成膜技術と、その応用分野・製品についての提案発表の場となっており、今までになく大変画期的な講演内容となっております。
本年度もオンサイトとオンラインのハイブリッド式での講演を予定しており、オンサイトでは講師の先生と直接ご面談いただける機会および会場内にて簡単な懇親会を設けさせていただきますので、ご面談や懇親会への参加ご希望の方はお申込み先より併せてご回答ください。
皆さまのご参加を心よりお待ちしております。何卒宜しくお願い申し上げます。
日時 | |
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講師 | 国立大学法人 長岡技術科学大学 大学院工学研究科 工学専攻 物質生物工学分野 生体環境工学講座 ナノバイオ材料研究室 准教授 多賀谷 基博 先生 |
演題 | 「バイオセラミックスの表面・界面化学に基づくQCM-D計測応用」 |
講演の概要 |
生体親和性材料という言葉がよく使われています。しかし、科学的知見からの定義付けがなされていません。つまり、動物実験などから経験的に分類された意味に過ぎません。これは、生体内で生じるバイオセラミックスをはじめとする材料表面現象が非常に複雑で、詳しく解明されていないためです。そのため、表面・界面化学に基づいた生体親和性に関する学問を基礎から構築していく必然があります。 多賀谷基博先生(長岡技術科学大学)のナノバイオ材料研究室では、生体組織と関わる液中ナノスケール界面に着目し、「生体親和性を発現するバイオセラミック表面特性」の解明を通じ、細胞機能を制御・活性化するバイオセラミックスの創製について研究されています。 本講演では、先生がこれまで構築されてこられた水酸アパタイトナノ粒子の合成と成膜技術に基づいて、世界で初めて成功されたリン酸八カルシウム(OCP)の薄膜形成技術についてご紹介いただきます。OCPは水酸アパタイトの前駆体でもあり、その表面構造や化学的性質について、QCM-Dをはじめとする先端的な計測技術への応用に向けた研究例を交えて詳述いただきます。さらに、OCP薄膜の独自の特性を活かした先端医療材料としての応用可能性についても議論し、バイオマテリアル設計における新たな展開について考察いただきます。表面・界面化学に立脚したOCPの持つ学術的・産業的価値を深く理解できる貴重な機会となりますので、ぜひご参加ください。 |
会場 | ROE Visual 日本オフィス 〒104-0042 東京都中央区入船2丁目1-1 住友入船ビル1F ※八丁堀(東京都)駅A2出口から徒歩約3分、アルテック本社同ビル内の1Fとなります。 広い会場を用意しておりますので是非オンサイトにてご参加くださいませ。 |
参加お申込はこちらのURLより各自お申込み頂ければ幸いです。
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