お悩み
・潤滑油・潤滑剤を新規に開発したり、既存品を材料配合の組み合わせを改変するなどして独自開発したいが、狙い通り接合部品表面で潤滑効果が得られるのかどうかについて研究現場ですぐ検証する術がない。
・現状、開発材料と金属表面間の潤滑効果について、結果(before/after)の比較でしか検証できていない。
なぜ潤滑効果が得られたのか、どうやったらもっと改善するか、未知な部分が多く解明できていない。
QCM-Dを使えば
・Biolin Scientific 社製QCM-D は模擬センサーを使い、部品の接合金属界面に類似した表面をセンサー上に再現できます。作成した潤滑油・潤滑剤等を送液供給し、センサー表面金属上の微小空間で起きる反応を捉えることにより潤滑効果をその場で簡易的に検証可能です。( 例: 油が表面に到達するとΔf が上昇する=質量が下がり、表面が軽くなっている→潤滑効果が得られている)
・潤滑材料の到達前、到達直後から反応終了までの全てのプロセスをリアルタイムで追跡、可視化します。
従って、潤滑材と金属表面間との相互作用について、単純な結果の比較からはわからなかった効率、スピード、安定性といったプロセスの性質について解明することが可能になり、今後の開発指針の手がかりを与えてくれます。