導入事例詳細

国立大学法人 東京大学 大学院工学系研究科 バイオエンジニアリング専攻 教授 高井 まどか様

ご研究内容について簡単に概要をお教え下さい。

 

東京大学・高井研究室では生体とバイオマテリアルの界面の相互作用の解析から、医療デバイスに用いる生体親和性材料(バイオマテリアル)の開発を行っている研究室です。応用例は、バイオセンサなどのバイオデバイスや、人工臓器などの医療機器、再生医療に用いる細胞足場材料などです。

Biolin Scientific社製のQSenseの存在はどうやって知りましたか? また導入の決め手は?

 

我々は、医療デバイスの開発を目指し、使用環境の水中で、リアルタイムでタンパク質の吸着量の評価を行う分析装置を探していました。この目的に合ったものがQSenseの QCM-Dであり、特に水中での安定性と精度が決め手となって導入に至りました。

Biolin Scientific社製のQSenseを貴所(研究室・部門)ではどのように活用していますか?

 

上記で述べた通り、液中でのタンパク質の吸着量評価をリアルタイムで行う分析装置として主に活用しております。

ユーザから見たBiolin Scientific社製のQSenseの利点を教えて下さい。

 

QSenseの特長は、水中での安定性と精度と認識しております。

今後のQSenseを使った研究のご予定や、弊社およびBiolin Scientific社に期待する点を教えて下さい。

 

これまで同様に引き続きQCM-Dを用いた材料の物性評価を行いたいと考えております。また、御社およびBiolin Scientific社には解析についてサポート頂けることを期待しております。

東京大学工学部・高井研究室様のQCM-Dを用いた研究発表事例のご紹介

※論文発表の中でQCM-Dを用いているもの

https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2021/TB/D1TB00657F

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0014305720315998?via%3Dihub

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acsabm.9b01041

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1742706117307523?via%3Dihub

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S0927776517305544?via%3Dihub

※表題にQCMまたはQCM-Dと記載しているもの

Role of Interfacial Water in Protein Adsorption Onto Polymer Brushes as Studied by SFG Spectroscopy and QCM

https://pubs.acs.org/doi/10.1021/acs.jpcc.5b04186

Simultaneous characterization of protein-material and cell-protein interactions using dynamic QCM-D analysis on SAM surfaces https://pubs.rsc.org/en/content/articlelanding/2016/BM/C5BM00613A

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